O様は奥様とお子様、ご両親と妹様の6人家族。2世帯住宅を考えたときに、依頼したのは地元の工務店・矢嶋建築でした。長野県産材をふんだんに使用したO様邸。矢嶋一也社長をはじめ、職人たちが「チーム矢嶋」として施工した家は、「和風と洋風をうまく取り入れ、昔ながらの部分と今風のものをうまく融合してもらった」という満足度の高いものとなりました。
O様ご家族と矢嶋さんの出会いは5年ほど前にさかのぼります。近所ということもあり、見学会に来ていただいたことがきっかけに。偶然にも、その家は矢嶋さんが初めて手掛けた長期優良住宅でした。その後、矢嶋さんからのお誘いもあって4回ほど見学会に足を運んだそうです。
少し離れたところに暮らしていたため、施工現場には週末しか来られなかったというO様と、近くに住んでいて頻繁に足を運ぶことができたお父様。状況に違いはあるものの、我が家が徐々に出来上がっていく様子をワクワクした気持ちでご覧になっていたようです。
二間続きの和室の天井は、正方形の木材で分割した格天井に。中透かしの帯戸を使ったことで、木の良さを実感できる上質な空間になりました。
小さいお子さんもいらっしゃるので、キッズデザインを意識しました。普通なら回り階段にしてもいいところを踊り場にして降りられるようにしたり、段差を低めにして緩やかな階段にしたり、下の3段は角を丸くしたりと工夫しています。ちなみに壁も、角を垂直に取らず丸く仕上げました。
カタログを見て選んだのは「真っ白」な壁紙。施工する段階で、内装屋さんに勧められて少しクリームがかった色のものに変更しました。
形状記憶合金を用いて、外の空気を室内に取り込み、湿気を通過する壁と壁内の上昇気流で湿気を外に排出して空気を循環。夏は涼しく冬は暖かい家を実現しました。