新築施工事例

街中の小さなスペースに建つ本格的な茶室

敷地ほぼ一杯に母屋が立ち北西角にわずかに空いたところに、二畳中板向う切りの茶室が立ちました。

街中の小さなスペースに建つ本格的な茶室

母屋と塀に挟まれた格好の茶室二畳と水屋、中板で空間確保も土庇は作れない、単調な切妻になりがちの外観高さを抑え、連子窓に戸袋、霧除け庇と腰板で安定させ、立木の移動新たに、織部灯篭、蹲を備えた

  • 中柱に赤松皮付丸太、中板は赤松利休好み雲雀棚は施主様のタンスの桐材、釣り竹4分 風呂先窓は赤杉材内山紙はり戸当たり白竹8分とし、腰張り点前座奉書紙一段、客座は湊紙二段張り

  • 小舞を掻き荒壁をつけ、裏返し中塗り、中柱の太さは直径1寸6分、赤松は曲がりもあり又茶道口の曲線の美しさは左官しだい (下・貫と小舞)

  • 客座から手前座を見る、茶道口の向こうは水屋になる

  • 天井を見上げる、客座は駆け込み・平天井で構成・点前座はガマゴザ糸通しとする

  • 水屋・腰板赤杉竹釘、茶碗棚(赤杉+真竹)、桟棚(赤杉)、隅棚2段(赤杉) 墨入れをしつらえる

  • 工事中外、下地窓を持つにじり口・水張口、竹連子窓、戸袋、腰板(さわら)壁止めは栗材

  • 使う材:北山丸太、丸太を面皮柱に、ガマ天井は糸通しで京都の竹屋さんに注文

施工DATA
所在地松本市
階数1階
タイプ茶室
延床面積
  • 6.73m2
  • 2.04坪
間取り二畳中板向う切り水屋備え

この事例を施工した工務店

宮澤建築

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